第3回 サーバー構成の見直し

AIMMearth制作初期には、「サーバーは一台借りて、その一台ですべて動かすもの」というイメージを持っていました。

そこで、自由度の高いVPSを契約し、衛星画像ビューアだけでなくWordPressまでVPS上へ構築しました。

VPSへWordPressを入れるためには、Linux上にApache、PHP、MariaDBなどを用意し、その上にWordPressをインストールします。

WordPressだけを利用したい場合でも、その下にある環境を自分で設定・管理しなければなりません。

WordPressが表示されないだけでも、原因がApacheなのか、PHPなのか、WordPress設定なのか、MariaDBへの接続なのか、ファイル権限なのかを切り分ける必要があります。

MariaDBやMySQLについてはUdemyなどで多少勉強していました。しかし、WordPressというPHPアプリケーションが、裏側でMariaDBへ記事や設定情報を保存し、それを読み出して動いているという関係は、実際に自分で構築して初めて実感できました。

Apacheについても同様でした。最初は設定ファイルのどこを直しているのか十分分からないこともありましたが、何度も設定し直すうちに、問題ごとに見る場所が分かるようになりました。

そしてサーバーを分ける大きな理由になったのがメールです。

VPS上でメールサーバーまで自前運用しようとすると、DNS、SPF、DKIM、DMARC、迷惑メール対策、セキュリティなど、さらに多くの要素が必要になります。

AIMMearth本体を一人で制作しながら、そこまで自分で管理するのは負担が大きいと判断しました。

そこでWordPressとメールはXServerスタンダードへ移し、VPS側は衛星画像ビューアや大容量ファイルの配信に集中させる構成へ変更しました。

サーバーをもう一台契約するため料金は増えます。しかし、一台へ何でも集約して管理負荷を増やすより、役割を分けた方が全体としてははるかに運用しやすくなりました。

ドメインについても試行錯誤しました。

当初は一つのサービスや公開物ごとに一つの独自ドメインが必要だと考え、いくつかのドメインを取得しました。

しかし後になって、サブドメインやディレクトリを使えば、一つの独自ドメイン内で複数のサービスを公開できることが分かりました。

そこで最終的には必要なドメインだけを残し、それ以外は整理しました。

関連技術・キーワード:XServer Standard / XServer VPS / WordPress / Apache / PHP / MariaDB / MySQL / Mail / SPF / DKIM / DMARC / DNS / Domain / Subdomain