第2回 画像の選定
Sentinel-2は同じ地域を繰り返し観測しています。そのため、同じ地域について2025年の画像を検索しても、年間を通じれば数十枚の候補画像が存在します。
AIMMearthでは、その中から実際に掲載する画像を選ぶ必要があります。
最も重要な条件の一つが雲量です。雲が多い画像では地表が見えないため、原則として雲が少ない画像を優先します。
雲量についてはCDSE上で条件指定や並べ替えができるため、比較的機械的に候補を絞ることができます。
一方で難しかったのが雪や氷です。
雲量が非常に少ない画像でも、冬季であれば地表が雪で覆われている場合があります。逆に雪が少ない時期でも、雲が多ければ衛星画像としては使いにくくなります。
つまり、雲の少なさと積雪の少なさにはある程度トレードオフがあります。
そこでAIMMearthでは、雪の有無を高度な画像解析で完全自動判定するのではなく、まず撮影時期を限定する方法を取りました。
例えば2025年版では、3月から11月までを基本的な候補期間とし、その中から雲量の少ない画像を優先します。
こうすると、年間に数十枚存在する候補から、上位数枚程度までかなり機械的に絞ることができます。
最終確認には人間の判断も必要ですが、毎回「何となく一番きれいな画像」を選ぶのではなく、なるべく主観に依存しない選定ルールを作ることを重視しました。
また、2025年版AIMMearthでは、MGRSタイル単位で観測日を選んでいます。市区町村ごとに個別に最適な撮影日を選んでいるわけではありません。
関連技術・キーワード:Sentinel-2 / CDSE / Cloud Cover / Snow / Ice / 撮影時期 / 画像選定 / MGRS

